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2006年10月29日 (日)

きつねつきおばさん

今朝、うちのウィンディー(コーギー♂)に唸られた。

日頃はかわいいウィンディーが

餌の時間にはに戻る・・・

餌を食べている時に、餌の器を移動させようとしたりすると

牙をむいてウーっと唸るのだ。

そして、餌を触ろうとしようものなら容赦なく噛み付く。

旦那は昔、全治3週間の怪我を負わされた・・・

あのウーっという唸り声を聞くと、思い出さずにはいられない人物がいる。

きつねつきおばさんだ。

私が学生時代、自動車教習所に通っていた時に遭遇した謎のおばさんの話をしよう・・・

---  ある日、自動車教習所でトイレに行った時のこと、

個室は2つしかなく、私の前にはもう1人おばさんが待っていた。

ほぼ同時に2つの個室が空いて、私とおばさんはそれぞれの個室へ入ったのだが

入った途端、何か動物の唸り声のようなものが聞こえてきた・・・

明らかに自分の前の個室から発せられている。

私は用を足す為に入ったのも忘れ、耳に全神経を集中した。

「ウ~・・・ウワゥ~・・・」

な、なんなんだこのおばさんは!!

動物の鳴きまねの練習?

江戸家 猫八?

唸り声には色んなバリエーションがあるようだった。

「コ~ン・・・コ~ン・・・」

って、あんた狐なのか?

昔話で聞いた「きつねつき」を思い出した。

だんだん恐くなったので、おばさんより先に個室を出て

一目散に人の多い待合室に逃げ、トイレからおばさんが出てくるのを確認した。

が、出てきたのはやはり、普通のおばさんだ。

さっき聞いたありえない鳴き声を思い出し、首をかしげた・・・

数日後、私は自動車教習所の映写室のような所にいた。

今日は、映像を見ながらの授業だ。

教官が入って来て、部屋を暗くする為にカーテンが閉められた。

前にテレビモニターがあり、私は後ろから二番目の席に座っていた。

しばらくして、後ろに誰か遅れて入ってきた人が座ったのが分ったが

特に気に留めていなかった・・・そのを聞くまでは・・・

そう、あのきつねおばさんだ!

暗い部屋で自動車の衝突シーンの映像などを見ていた時、

耳元で「ウ~・・・ウォ~ン・・・」とあの鳴き声がした時にはゾッとした・・・

振り向くのが恐くて後ろは向けなかったがあのおばさんであることは間違いない・・・

私とおばさんの席は前後で、周りには人がいなかった。

すると、あろうことか後ろの机を前にずらしている気配がする。

私は恐怖で手が震えた。

私の席により近づいたおばさんは

押し殺したような低い声で「ウォ~・・・グゥア~・・・」などと唸っている。

更に、だんだん調子に乗ってきたおばさんは

「死ね・・・」だの

「殺すぞ・・・」だのと言い出した。

もはや動物の鳴きまねどころではなくなってきた・・・

と思ったら、また動物霊が降りてきたようで

「ヒヒ~ン」と鳴いた。

ヒヒ~ン?・・・今度はなのか?

背中に得体の知れないおばさんの視線をビシビシ感じ、

もう自動車のクラッシュシーンどころではなくなっていた・・・

前の方の生徒が事故の映像を見て「うわ~・・・」といちいち声をあげている。

「あんたら、それどころじゃないんだよ!」と大声で言ってやりたいが

人間、恐怖が最高潮に達すると声も出なくなるのだと実感した。

--- 30分近く経ち、ようやく恐怖の授業は終わった・・・

私は足がガクガクするのを押さえながら教室の前のほうに走り出た。

振り向いて見ると、なんとあのおばさんが他の人と談笑しているではないか!

私の頭の中にはクエスチョンマークが100個くらいグルグル回っていた・・・

私個人への嫌がらせなのか?

しかし、あのおばさんに見覚えはない・・・

もしくは私の耳、または頭がおかしくなってしまったのか?

考えたくなかった・・・

かなり悩み、学校で友達に相談したが誰も真剣に聞いてくれない。

「またまた~・・・」(笑い)

「きつねつきって、いつの時代?」(笑い)

まあ、無理もないだろう。

私だって他の人にこんな話をされても信じないに決まっている。

これからは、あのおばさんに遭遇しないよう

細心の注意を払いながらの自動車教習所通いを続けるしかない・・・

そんなビクビクした生活が続いていたある日、

学校へ行くと友達が意外な事を言い出した。

「来た!来たよ!きつねつき!」

はじめ、何を言っているのか分らなかったが

友達によるとこうだ。

---  彼女はテニススクールの受付のアルバイトをしていたのだが、

昨日、1人のおばさんが窓口へ来て「トイレを貸してください。」と言ったのだそうだ。

「どうぞ。」とトイレに案内したが、そのおばさんが個室へ入った途端に

動物のような声で唸りだしたと言うのである!

「それ!それだよ!!」

私は興奮を抑えることが出来なかった。

「それでさ~、出てきた時には普通のおばさんなのよ。」

「そう!! そうなんだよ!!」

涙ぐみそうになる私に更に友達は言った。

「それで、あ!これはこの前聞いたきつねつきおばさんかも!と思ってよく見るとさ、

手に自動車学校のバック持ってたの!間違いないよね?」

「間違いない!! ない!!!」

首が取れそうになるほど頷きまくった。

やはり、私の耳や頭がおかしかったのではなかったのだ・・・

そして、私個人に対する嫌がらせでもなかったようである。

では、いったいあのおばさんは何者だったのだろう?

私の中では「きつねつきおばさん」という事になっているのだが・・・

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コメント

ボトルメール拾いました(^_^)
「きつねつきおばさん」・・・・怖いかも(^_^;)

また、よかったら覗きに来てください(^^)

投稿: 嘆き武士 | 2006年12月 8日 (金) 13時56分

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